ユーヨーテラスクシロで提供している鯨の麻婆豆腐

　釧路くじら協議会（会長、蝦名大也釧路市長）が主催する「第１３回くじら祭り～くしろの鯨味めぐり～」が１１日、市内の飲食店で始まり、各店が独自に提供する「くじら特別メニュー」に多くの市民らが舌鼓を打った。 　このイベントは、クジラ肉の消費拡大とともに、クジラ肉のおいしさを広く市民や観光客らに知ってもらおうと実施。新型コロナウイルス感染症の影響で開催は２年ぶりとなった。 　今年は市内の飲食店３５店舗が参加し、竜田揚げやベーコン、串カツなど、各店が２０食限定特別メニューを税込５５０円で提供している。このうち釧路センチュリーキャッスルホテル内のレストラン「ユーヨーテラスクシロ」では、ランチタイムにクジラ肉を使った 麻婆豆腐を用意。鯨肉独特の臭みはほとんどなく、通常の麻婆豆腐にはないクジラ肉のしっかりとした食感とうまみを味わうことができる。 　参加店舗でクジラ料理を食べると、食事券やクジラ肉の加工品詰め合わせなどが当たる抽選会の応募券がもらえる。同協議会は「各店舗でしか味わえない、さまざまなクジラ料理を堪能してほしい」と来店を呼び掛けている。 　イベントは１３日までだが、店舗によっては料理の提供日が異なる。問い合わせは市水産課０１５４（２２）０１９１へ。