高校生、地域の将来を蝦名市長と懇談【釧路】
蝦名大也市長と若手市民が懇談する「わかものふれあいトーク」が10日、市役所防災庁舎で開かれ、市内の高校生が地域の将来について蝦名市長と意見を交わした。
この取り組みは、市民から広く意見を聞く広聴事業の一環として、2年に1回程度実施している。今回は初めて高校生を対象とし、市内外7校から生徒7人が参加。事前に市の取り組みなどについてレクチャーを受け、この日、人口減少やデジタル化、地域の将来などについて蝦名市長に質問を投げ掛けた。
東高校2年の宮下亜季さんと阿寒高校3年の山崎穂乃花さんは、市が推進する行政サービスのデジタル化について、スマートフォンを使い慣れていない高齢者にどう対応していくか質問。蝦名市長は「スマートフォン教室を開催することによって、慣れてもらうような取り組みを今後行う」とした上で「デジタル化は利便性を向上させるもので、これまで行っていたサービスをなくすわけではないことを理解してほしい」と説明した。
また、湖陵高校2年の尾形結菜さんが質問した駅周辺の空きビル活用については「法律に基づいて所有者に対応してもらうことが基本となっている」としながらも、「新しい人の流れをつくることによって新たな活用法が生み出されるように、現在都心部のまちづくり計画に着手している」と語った。
懇談会に出席した北陽高校3年の村谷心優さんは「将来的に釧路に住み続けると思うので、市の取り組みを深く知ることができて良かった」と話していた。
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