ローソクだーせ、だせよ【新冠】
【新冠】北海道の伝統的な七夕行事「ろうそくだせ!2022」が7日夜、レ・コード館前を出発して行われた。
町青年団体連絡会議(町商工会青年部、町青年団体協議部、町農協青年部、町軽種馬青年部、町4Hクラブ)の主催。同イベントは、花火や菓子がもらえるため、毎年キャンセル待ちが出るほどの人気行事。
同行事は、青森県の青森ねぶた、弘前ねぷたが発祥と云われ、戦前は照明がろうそくだったため、家を回りろうそくをもらい歩くことが習慣だったことから、北海道で行われている七夕の「ローソクもらい」の元になっている。
この日は140人の子どもたちが参加。昨年と同様に新型コロナの影響を考慮し70人ずつ2部に分け、引率者が最大14人のグループを率いて時間をずらしながら実施した。訪問先は自治会ではなく、協力事業所や団体が用意したチェックポイントを回り、町内の企業26社から提供された菓子をもらいに周回。昨年まではチェックポイントで、花火を配布して開催されていたが、今年から例年通りの菓子に変更したことから、子どもたちも満足げな様子。
チェックポイントでは「ローソクだーせ、だせよ」をグループで歌い、一人ずつ菓子を受け取り「ありがとうございます」と礼を言いながら次のチェックポイントへ向かい、全8カ所約2㌔のコースを回りレ・コード館に戻ると、大きな袋に入った菓子と花火が配られた。
朝日町から参加した宮原永遠君(8)は「ローソクの歌をちゃんと歌えて、菓子をたくさんもらえたのでうれしい」、節婦から参加の関口瑛太君(6)は「たくさん歩いて疲れたけど、花火や菓子をもらえたのでうれしい」と袋を持ち上げて笑顔だった。
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