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日高報知新聞

体験活動を通して自然を満喫【えりも】

【えりも】日常を離れて、自然のなかでのんびり過ごしながら、いろいろな体験をしてもらおうと、町郷土資料館北緯42度の会(草野一郎会長)主催の「わらしゃんど自然体験・サマーキャンプ」が3日から5日まで3日間、庶野山中で行われ、小学生6人が釣りや焚火起こしなどさまざまな自然体験を満喫した。

 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の補助事業。

 キャンプ場は、国道庶野地区から目黒へ通じる基幹林道を3㌔ほど入った旧ドナルドソン養魚池の敷地内で、芝生と緊急時に避難できる山荘。そばには小川が流れ、木陰にも恵まれた絶好のロケーション。

 指導員は、町郷土資料館の高木大稔学芸員と中岡利泰社会教育課長に、毎年来場の原拓史ネーチャーアドバイザーと斉藤和範旭川大講師、様似町アポイ保全係の水永優紀学芸員。中学生1人と高校生2人がサポート役を努めた。

 初日は、テント設営や炊事用の薪割り、清流でのイワナ釣り。夕食のカレーライスづくりは、小学生たちは飯ごうでのご飯炊きを担当。野営経験豊富な会員らの指導を受けながら火加減をマスター。

 食後は小川のせせらぎを聞き、星空を眺めながら五右衛門風呂に入って野趣に浸った。暗闇体験では、ライトを頼りに夜の昆虫探し。

 翌日は、森の中と小川の生き物観察や、ロープを使ってツリークライミング。講師による昆虫学習とシカ角でのクラフトづくり。おやつづくりは、焚き火での焼き鳥とウインナーづくり。夜は、前日同様に暗闇探検で冒険心を満喫。

 最終日も、川遊びや虫探し、6回目の食事づくりを楽しみながら、焚き火起こしや飯ごうご飯の炊き方を知ったことが満足げの様子だった。

焚き火で飯ごうご飯炊きを体験する少年たち

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