北斗の白石農園「神トマト」が金賞 野菜ソムリエ審査会【北斗】
【北斗】日本野菜ソムリエ協会(東京)主催の野菜・果物、農産加工品の品評会「野菜ソムリエサミット」青果部門で、白石農園(市追分)の看板商品「神トマト」が7月度金賞を受賞した。審査員からは「印象的な味」「甘さから塩味へと口の中で表情が変わる」と高く評価された。青果部門の金賞受賞は、道南では初めて。
「野菜ソムリエサミット」は、同協会認定の野菜ソムリエが全国からエントリーされた旬の野菜を審査し、平均8点以上を獲得したものを「金賞」として認定する。「神トマト」は11人の審査員から平均8・18点を獲得。7月度の金賞は「神トマト」を含め8件だった。同農園では1月度分でチコリーが銀賞を受賞している。
「神トマト」の名は、白石裕昭代表(62)の妻のひとみさん(59)の発案で、昨年に商標登録した。同農園は6月から10月までトマトを出荷。「神トマト」の名で販売するのは「りんか409」という品種で、8月上旬までに収穫した「一番おいしい時期」の完熟トマトだけ。ハウス栽培で水分管理に気を配り、特製のミネラルを与えるなどのこだわりがある。
白石代表とひとみさんの長男で、農園の5代目、白石敏明さん(31)は「野菜のプロのお墨付きを得、これまでの当農園のこだわりが間違っていないことを示せた」と喜ぶ。「神トマト」の金賞は敏明さんの就農時からの目標だったといい「加工品などを開発し、『神トマト』を通年で味わえるようにしたい」と次のステップを見据えている。
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