【新ひだか】静内末広町２のイオン静内店駐車場で６日、静内警察署と自衛隊札幌地方協力本部静内分駐所、浦河海上保安署が合同で「北海道で働く公務員セミナー」が開かれた。

　合同の採用募集セミナーは、２０２０年からの取り組みで、道警察官採用試験募集開始に伴い静内署が声を掛け実施した。昨年はコロナの影響で中止し今回が２回目。それぞれの公務内容を１人でも多くの人に知ってもらい、採用募集に結びつけることを目的としている。

　この日は、晴天に恵まれ、静内署の菅晃伸警務係長ら５人、自衛隊札幌地方協力本部静内分駐所の大井克仁所長ら３人、浦河海上保安署の山田直弥次長ら４人と道警マスコットキャラクター「ほくとくん」、海上保安庁イメージキャラクター「うみまるくん」も参加。

　イオン駐車場にそれぞれのテントを設置し、買い物客や中高生に声を掛け採用募集の案内をした。

　警察テントでは、普段目にすることのない、鑑識や広域緊急援助隊の制服などの試着コーナー、パトカーの試乗を用意してＰＲ。海上保安署は、夏用制服のうみまるくんと写真を撮ったり、うみまるくんデザインのうちわとノートの配布などで来場者の目を引いた。自衛隊は、缶バッジや戦闘機のペーパークラフトなどを配り、自衛隊に興味を持った中学生がアンケートに記入する姿が見られた。

　静内署の菅警務係長は「いろいろな職種があるので、警察の仕事に興味をもってもらうきっかけになればと思う」、自衛隊札幌地方協力本部静内分駐所の大井所長は「自衛隊は給料、福利厚生の待遇はもちろんワークバランス（仕事と仕事以外の生活）を取り入れ、両方を充実させる働き方で、やりがいや充実感をもてる仕事」、浦河海保の山田次長は「海上保安官を目指すには、保安学校を卒業してからになる。今日は学校の入校案内を説明に来た」とそれぞれ来場者に呼び掛けた。

ほくとくんとうみまるくんも参加した公務員セミナー