【日高】かつて林業で栄えた町内日高地区の夏のイベント「第49回ひだか樹魂まつり」（実行委主催）が23日、沙流川温泉ひだか高原荘隣接の日高スキー場の麓の広場で開かれ、４５００人が来場しまつりを楽しんだ。新型コロナ感染拡大の影響で２０２０、21年は中止のため、３年ぶりの開催。

　２日間の日程を１日に短縮し、今年は丸太を５人１組で引っ張る恒例の「流走レース」も中止するなど、規模を縮小した。

　音楽ステージでは、陸上自衛隊第７音楽隊の演奏、伝統舞踊ステージは、町伝統舞踊保存会・日本舞踊花柳会、木遣りと山岳太鼓競演では、町木遣り保存会・日高山岳太鼓保存会、ＳＯＵＬ　ＷＡＶＥなどのダンスステージ、富川元町振興会蛍太鼓の乱れ打ちなどの和太鼓ステージで祭りを盛り上げた。

　午後８時半からは初夏の夜空を彩る２千発の迫力ある沙流川花火大会で祭りを締めくくった。

　富川から参加した大澤マサエさんは「お祭りがあると、兄弟姉妹が集合して、地元の美味しい食材をいただき、楽しいひと時を過ごすことができる。とても懐かしく思い出される。盛大な花火を見るのが楽しみ」と話した。

まつりを締めくくった花火大会