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十勝毎日新聞

参拝客癒やす「花手水」 帯廣神社 旅行誌で全国6位【帯広】

スマートフォンで花手水を撮影する参拝客

 帯廣神社(大野清徳宮司)で1日、この時期恒例の「花手水(はなちょうず)」が始まり、家族連れやカップルら多くの参拝客の目を楽しませている。6日まで。

 今年も「花手水めぐり」の看板を設置し、大野宮司と妻の悦子さんが境内5カ所に趣の異なる花手水を準備した。花は帯広市内の生花店「花栄」から仕入れている。

 SNSで発信していることから全国的に広まり、4月には旅行情報誌「じゃらん」が調査した「じゃらん 行ってみたい花手水ランキング」で6位に入った。大野宮司は「工夫を重ね手間暇をかけてきたので、非常にうれしい」と喜ぶ。

 8年前に大野宮司が京都の楊谷(ようこく)寺で行われている花手水を見て、感動したのがきっかけ。京都や鎌倉のように観光で夏場もお参りしてくれる人が増えればと考えていた時期だった。

 2019年5月1日に夏詣(なつもうで)の一環、新しい天皇陛下即位のお祝いの気持ちも込め、道内初の花手水を公開した。

 2年目はコロナ禍に見舞われ、年6回から5回の開催に変更。3密を避けるため、つくばいや火鉢、護国神社の手水舎(ちょうずや)にビー玉を沈めるなどして、境内5カ所を回れるようにした。

 野鳥のさえずりが響く森の中で健康維持や心のリフレッシュをしてほしいという思いもあった。探検気分で巡ることができるため、子どもたちにも人気。

 花器を盗まれたり、動物に壊されたりしてしまったりと心が折れることもあったが、参拝客の感謝の言葉を励みに悦子さんと支え合い、5年間続けてきた。

 今年で6年目を迎えた。「神社の森が心の診療所として役割を担い、帯広の活力の源になれば」と大野宮司は願う。悦子さんは「気持ちよくお参りできるよう飾り付けているので、ぜひたくさん来てほしい」と話している。

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