事故の危険を学ぶ 平取 振内中で交通安全教室【平取】
【平取】自転車シミュレーターを活用した「交通安全教室」(町主催)が4月24日、振内中(渡辺智校長)で行われ、全校生徒16人が参加して安全意識を高めた。
2023年(令和5年)4月1日より道路交通法が改正され、自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化になり、自転車に対する正しい知識と運転に起こりうる危険を安全体験することで、危険予測能力や安全意識の向上を目的に開催。
門別警察署が苫小牧警察署から借用したシミュレーターを使い、乗車方法の説明を聞いた後、代表者7人が体験。他の生徒たちも積極的に周囲に集まり学習に参加した。
シミュレーターは、「学校へ行く」「スーパーへ行く」などのコースがあり、難易度を設定できる。走行体験のクイズによる正しいマナーやルール確認、「走行再生機能」を活用し走行軌跡を確認することで、運転状況を見直し学習することができる。
門別署地域・交通課交通係の近藤英行巡査部長は「予想以上に楽しみながら学習していた。こんなに危険が迫っていることがあるのか疑問に思った人もいると思うが、実際に起きた交通事故を基に作成されたもの。今回の体験を生かし油断をせず自転車に乗ってほしい」と呼びかけた。
3年生の海馬澤栞さんは「今日のシミュレーターを使った交通安全教室では、様々な所で事故が起きる危険が潜んでいることを学べた。自転車に乗る時は気を付けます」と感想を述べた。
参加者には啓発品として、自転車安全利用五則シール、反射シール、反射材キーホルダーが贈られた。
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