民俗芸術祭が3年ぶりに元町公園で開催 8月に向け準備【函館】
国内外の民俗芸術団体やアーティストらが野外でパフォーマンスを繰り広げる「はこだて国際民俗芸術祭」が8月5~7日、3年ぶりに函館市の元町公園で開催される。既に開催準備に着手、主催団体の一般社団法人ワールズ・ミート・ジャパン(イアン・フランク、ソガ直人代表理事)は「みんなで作り上げる芸術祭にしたい」としている。
同芸術祭は2008年にスタートし、夏の野外フェスティバルとして定着。会場では世界の料理や雑貨を販売する「もぐもぐフェスティバル(もぐフェス)」も同時開催している。
新型コロナウイルスの影響でこの2年間は海外のアーティストを招へいせず、元町公園での開催を断念した。その代わりに、五稜郭公園の外堀を活用した舞台表現や道の駅で小規模ライブ、オンライン方式での開催をした。
開催の条件として①行政措置による制限がない②感染予防対策にかかる費用や人員の負担が当初の計画を超えない③社会経済活動の悪化で来場者やアーティスト、ボランティアスタッフ、関係者に過度な負担がかからない―の3点を設定し通常開催を決めた。もぐフェスも同時に行う。これまで最長7日間だった開催日程は3日間にとどめた。
出演アーティストは現段階で固まっていないが、主に国内の団体を中心に出演交渉している。もぐフェスの出展者についても募集を始めた。
3年ぶりとなる元町公園での開催にスタッフは意気込みを見せており、ソガ直人代表は「元町公園でやることに意義がある。芸術祭の魅力を子どもたちをはじめ多くの人に味わってほしい」と話す。
今後、公式ホームページやSNSを通じて適宜情報発信していく。問い合わせは同法人(0138・27・7081、土日祝日休み)へ。
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