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函館新聞

旧函館区公会堂 改装初年度の入場者伸びず コロナが影響【函館】

改装初年度はコロナ禍の影響で来場者数が伸びなかった旧函館区公会堂

 2021年4月にリニューアルオープンした重要文化財「旧函館区公会堂」(函館市元町11)の初年度(21年4月26日~22年3月31日)の入館者数は8万4855人だった。リニューアル前の2017年度(4月1日~3月31日)の15万2106人と比較すると44%の減少。同館の指定管理者、名美興業は「コロナ禍の影響が直撃したが、今年度は魅力的なイベントなどを企画して改装前の水準に戻したい」と意欲を見せている。

 同館は1907(明治40)年8月の大火で焼失した集会場や商業会議所に替わる施設として、10(同43)年に現在地に完成。80~82年に大規模な保存修理が行われ、市内有数の観光スポットとして人気を集めてきたが、長年にわたる風雪などで傷みが目立つようになり、18年10月から総事業費10億6895万円を掛け、耐震補強を含めた大規模改修を実施。明治時代の床のデザインを再現した大広間や、修復作業により輝きを取り戻した家具類など、より魅力的な観光スポットとして21年4月にオープンした。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令などにより、同5月から9月までの観光シーズン中の1カ月の来館者は8月の9478人をピークにいずれも1万人に届かなかった。感染者数が減少傾向となった10月、修学旅行生などの増加により1万3240人とリニューアル後初めて1万人を超えた。

 瀬川恒広館長は「今年に入って再び感染者が増え心配したが、これからの本格的な観光シーズンに向け落ち着いてくれば来館者の回復が期待できる。大広間を使ったコンサートや、歴史講座など参加型のイベントも企画しているので、市民の皆さんもぜひリニューアルした公会堂に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

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