浦河町西舎のサクラ並木・優駿さくらロードのサクラが見ごろを迎え、４月29日から始まった夜桜ライトアップでは、幻想的な桜のトンネルを一目見ようと町内外から来場者が多数訪れている。

　優駿さくらロードは、優駿の里公園入り口からＪＲＡ日高育成牧場方面へ向かう約３㌔㍍のサクラ並木。１０００本のエゾヤマザクラが織りなすサクラのトンネルは「圧巻の景色」と評判の人気観光スポットとなっている。

　毎年、浦河桜まつりの開催期間中、桜の開花状況に合わせて、優駿さくらロード入口から優駿ビレッジアエルまでの約８００㍍の区間でサクラのライトアップを行っている。今年は、サクラが咲き始めた４月29日からスタート。さくらロードの夜桜鑑賞は、家族連れやカップルなど多くの来場者でにぎわっている。

　札幌の専門学校に通う新ひだか町三石の堀田ちとせさん（19）は、ゴールデンウイークを利用して帰省し、近所に住む友人の新出琴乃さん（17）と２人のお父さんを車に乗せ、初めてのドライブとして夜桜鑑賞に訪れた。堀田さんは「桜並木がきれいだと聞いて、初めてのドライブでやってきました。いい思い出になりそう」、新出さんは「思っていたよりも、夜桜がめちゃめちゃきれい」と笑顔を見せ、ライトアップされた桜のトンネルを背景にスマートフォンで写真撮影を楽しんでいた。

　ライトアップは８日毎日午後６時半～９時までを予定している。

ライトアップが始まった優駿さくらロード