キャンドルと花文字で復興祈る 大野農業高校でセレモニー【北斗】
【北斗】東日本大震災発生から11年を迎えた11日、大野農業高校(野村博之校長)は、被災者に心を寄せ復興を祈るセレモニー「3・11みんなのつどい」を同校校舎前で開いた。
セレモニーは、農業クラブ(玉森乙栞(いちか)会長)を中心に企画し、1~2年の生徒約130人と教職員が参加。セレモニーに合わせ、農業福祉科の生徒たちがパンジー260鉢で「PRAY FOR TOHOKU」の花文字を並べ「3・11」の電飾にドライフラワーで飾りを施し、雪で作った台座にハート形のキャンドルライトをともした。
玉森会長は「震災当時6歳で記憶がないが、成長するに従って被害の深刻さが分かってきた」と振り返り「被災地への応援の気持ちを忘れないで」と呼び掛けた。参加者は、発生時刻の午後2時46分に合わせ黙とうをささげた。
セレモニーは2018年にJR新函館北斗駅前で開催し、新型コロナウイルス禍の影響で昨年からは同校敷地内で開いている。
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