【新ひだか】北海道美術協会主催の「第95回記念２０２２第13回道展Ｕ21」の審査結果が３日発表され、静内高校（坪井克彦校長、生徒４６５人）美術部２年の君成田帆花（ほのか）さんが優秀賞を受賞した。作品は油彩画でタイトルは「瞬間」、Ｆ50号（縦１１６㌢×横91㌢）の大作。上位入賞作品29点は、４～６日まで札幌市中央区の市民ギャラリーで展示された。

　同校の美術部は12人で活動し、今回、道内の15歳から21歳までの個人や学生が対象となる「道展Ｕ21」に１、２年生６人が応募。平面や立体の美術作品７４２点の応募の中、静内高校から優秀賞に１人が入賞を果たした。 　大賞１点、準大賞２点、スポンサー賞26点、優秀賞34点、奨励賞１４７点が選ばれ、優秀賞に入賞した君成田さんは「作品のテーマは『瞬間』で人の瞬間を描いた作品です。絵が好きで楽しく、夢中になって描いた作品が選ばれてとてもうれしい」と笑顔で話した。

　美術部顧問の加藤美紗子教諭は「描写力があり、思い切りよく筆を動かし、力強い色を置くことが持ち味です。今回は大胆な塗りと、繊細な人物描写が評価されたのかと思う。今後も自信を持って次の制作に繋げてほしい」と生徒を称えた。 　なお、３月５、６日の両日、町公民館で「美術部・書道部の合同校外展」が開催され、美術部の油彩画、水彩画、アクリル画など20作品が展示される。

優秀賞に選ばれた君成田さんと入賞作品