北大通りに、れなち雪像で彩り【釧路】
釧路市北大通9の仏壇店善光堂前に七福神の「笑福布袋」と、釧路市出身のクリエーティブアイドル秋葉令奈さんを模した2体の雪像が完成し、7日に点灯式が行われた。
制作したのは善光堂の加藤昌専務(57)。加藤さんは7年前に釧路に戻ったが、それまで35年間、札幌や京都で和食の調理師を務め料理を彩る氷の彫刻も手掛けてきた。その経験を生かし、おととしは北大通をろうそくや発光ダイオード(LED)で照らす「まちなかキャンドルロード」で涅(ね)槃(はん)像、昨年は高さ約2㍍長さ約3㍍のこま犬風の雪像を制作してきた。
今年は雪が少なかったこともあり、七福神1体の制作を考えていたが、知人に秋葉さんを紹介してもらった際、「将来石像になることが夢なんです」と聞き、雪像作りを決意。雪像制作用ののみやチェーンソーなどを使用し、3日間ほどで高さ約2・5㍍の雪像を完成させた。夜は辺りが明るくなるよう、ろうそく型のLEDも設置した。
点灯式には、秋葉さんや加藤さんをはじめ、地域住民ら10人ほどが参加。雪像が公開されると「とても似ている」「光がきれい」などと歓声が上がった。加藤さんは「北大通を通る人に少しでも楽しんでもらえたら」、秋葉さんは「夢がかなったようでとてもうれしい。釧路の新たなパワースポットとなってくれれば」と笑顔を見せていた。雪像は日没後毎日点灯する予定。
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