公益財団法人軽種馬育成調教センター（ＢＴＣ）主催の浦河高校写真部を対象とした「第５回ＢＴＣフォトコンテスト」の表彰式が21日、浦河町西舎の同調教センター事務所で開かれ、飯田鈴音さん（３年）ら５人が表彰された。

　ＢＴＣでは２０１７年（平成29年）から浦河高写真部員のコンテストを開催。調教場内での調教風景、施設などの写真の撮影を依頼し、審査・表彰している。作品はパンフレットなどの印刷物、ホームページで使用される。

　同高写真部は現在43人で活動し、41人の出展があった。

　入賞したのは理事長賞の飯田さんの作品「お疲れ様です。。。」、優秀賞は作佐部里咲さん（３年）の「駈ける」、志摩ひなたさん（同）の「愛情」、ＪＲＡ賞は佐々木勇太さん（同）の「信頼」、日高振興局長賞は加藤沙季さん（同）の「この夏とともに」。

　表彰式は大平俊明理事長やＪＲＡ日高育成牧場の石丸睦樹場長、日高振興局の北村英則局長らも出席。大平理事長は「これからもいい写真を取り続けて」と激励したあと、各賞担当の大平理事長、石丸場長、北村局長が受賞者へ賞状と記念品を手渡した。

　理事長を受賞した飯田さんは「すごくうれしい。３年間ＢＴＣで写真を撮らせてもらい、（作品は）馬との距離が縮めることができたお気に入りの写真。この賞をいただいたことを生かして、これからも写真を撮っていきたい」と礼を述べた。

　コンテストの写真は１月から町総合文化会館で展示される予定。また、浦河高写真部が作成した来年のカレンダーが完成し、高校や役場で配布している。無くなってしまった場合でも同高に問い合わせすることで入手できる。

ＢＴＣフォトコンテストで入賞した５人（前列）と関係者（後列）。壁にあるのが入賞作品で前列中央が理事長の飯田さん