教員の授業、改善を図る 道教委のセミナー【登別】
青嶺高、模擬裁判閉廷
北海道教育委員会の2021年度(令和3年度)授業改善セミナーが、登別青嶺高校(山城宏一校長)であり、同校で現代社会を教える久井秀高教諭が研究授業を行った。生徒は模擬裁判を通じ、公正公平な判断力を身に付ける大切さを学んだ。
セミナーは教員の指導力向上や深い学びの実現に向け実施している。研究授業にはオンライン会議システムも含め教諭約40人が見学。1年生39人が道教委の教科指導スペシャリストである久井教諭の研究授業を受けた。
授業には北海道みらい法律事務所の弁護士と札幌地方裁判所刑事部の裁判官が来校し、窃盗事件を裁くという想定で模擬裁判を開廷した。
被告人は店内で自身のポケットに腕時計を入れたことについて、一貫して無罪を主張。弁護人が被告を弁護し、検察官が窃盗の証拠を突きつけた。生徒は無罪か有罪かを考えながら、やり取りを真剣に聞いていた。
1年生の高橋ななさん(16)は「裁判を見たり、聞いたりする機会はほとんどない。もし裁判員裁判に参加することがあっても客観的に判断したい」と話した。
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