【新ひだか】静内警察署（横山博暁署長）と町静内交通安全協会（久坂光雄会長）は３日夜、静内地区の飲食店を中心に飲酒運転根絶の訪問啓発活動を実施した。

　この日は、横山署長、高橋英介交通課長ら静内署員３人と、同協会から久坂会長（79）ら約30人が町公民館に集合した。

　横山署長は「飲酒運転による事故はまだ減っていない。楽しく飲んでもらうため飲酒運転は根絶してほしい。皆で啓発の呼び掛けをお願いしたい」とあいさつ。　

　この後、静内本町の静宝通りと静内吉野町の文化通りで、７班に分かれて酒を提供している飲食店を訪問。

　コロナ禍の自粛も解除され、これから年末に向け忘年会シーズンでにぎわう事もあり、少しずつ増え始めている来店客と店舗のオーナーやスタッフに、「飲酒運転根絶に協力を」と声をかけ、「飲酒運転根絶」などと書かれた啓発ティッシュ、マウスパッド約１００セットと５００円割引になる運転代行券３００枚を配布して注意喚起した。

　町内から来ていた50代男性は「こういう啓発活動は、とても良い取り組みだと思う。飲酒運転は絶対ダメ」と話していた。

　久坂会長は「配布した運転代行券が有効に使用され、飲酒運転根絶の効果が出てくる事を願う。これからもしっかり活動していきたい」と力強く話した。

客に飲酒運転根絶の啓発グッズと代行券を渡す横山署長（中央）と久坂会長（左）