幕別町は、健康づくり講座を会場での開催とは別に、今年度からオンラインでも初めて実施する。１７、２４日、来年１月７日の３回を予定し、受講者は自宅から参加できる。コロナ禍で運動不足になる人が多いとされる中、町民の健康増進に一役買いそうだ。

さまざまな運動に挑戦する参加者。１７日からはオンラインでも受講できる

　講座の内容は毎年見直しており、過去にはヨガやピラティスなどを実施。今年度は札内コミュニティプラザで全３回（１１月２６日、１２月３、１０日）の講座を実施中。体の部位ごとにテーマを各回で設定し、筋力トレーニングとストレッチを指導している。

　フィットネスインストラクターの小林鈴菜さんが講師を務め、体の柔軟性や筋力をつけるこつを伝授。１９人が講座に登録している。これとは別に今年度は、ビデオ会議システム「Ｚｏｏｍ（ズーム）」を使って、参加者が自宅からでも参加できるようにした。１７日から３回実施する予定で、町が受講者を募集している。

　会場で１回目から参加している菅野陽子さん（６３）＝幕別町＝は６０歳で退職してから運動不足になっていたといい「どうストレッチをしていいか分からず教わりたかった」と話す。講座に参加してから朝晩に５分ずつストレッチをする習慣が身に付き「肩甲骨のほぐし方が分かり楽になった」という。

　町は「多くの方に満足してもらえている。体を動かすための準備にしてもらえれば」（保健課健康推進係）としている。

　オンラインの参加を希望する場合、締め切りは１０日。参加無料。申し込み、問い合わせは同係（０１５５・５４・３８１１）へ。