健康弁当の試食会【平取】
【平取】町食育推進計画に基づくヘルシー食育推進事業で11月27日、平取高の部活動トマトクラブの部員2人が考案した「健康で元気になるお弁当づくり」の試食会がふれあいセンターびらとりで開かれた。
試食会には、遠藤桂一平取町長と町食育推進計画運営委員8人、ヘルシー食育推進事業関係者5人、その他関係者18人の計32人が参加。
「健康で元気になるお弁当」は、同高3年の前田拓海さんが「季節弁当」、及川千尋さんが「手まり寿司弁当」を考案し、内容を発表した。
季節弁当は、ちらし寿司、豆腐ハンバーグ、カボチャの煮つけ、ポテトサラダのメニューで、糖尿病予防を意識して作り、地元で採れた野菜を利用して栄養素、血液サラサラ、大腸がん予防なども考えた。彩りも楽しんでもらいたいという。
手まり寿司弁当は、手まり寿司、ほうれん草のおひたし、カボチャの煮物、魚の南蛮漬けのメニュー。町民の健康を考え血糖値のコントロールと塩分を抑えた。地元特産品であるトマトや牛肉だけでなく、ヤマメ、長芋、ホウレン草を使い、見た目も意識し色鮮やかドライトマト、ピーマンなど緑黄色野菜を使った。
食後の総評では、平取町食育推進計画運営委員委員長の大崎哲也さんは「季節の弁当をいただいた。味はうすい感じがしたが健康を考えると良いと思う。ボリュームは少し少なめだがこのくらいが体には良いのだろう」。推進委員の山本敦子さんは、「手まり寿司弁当をいただいた。とても美味しく見た目も可愛かった。セミドライトマトを寿司に入れるなんて、とても良いアイデア。町内にいながらヤマメを食べていませんでした。むかご(長芋のこども)が都会では貴重な食材になっています。地元では廃棄されてしまっているが、利用価値がありそうです」とエールを送った。
弁当のレシピは、町のホームページなどで公開される。
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