幌村建設がSDGs宣言【新ひだか】
【新ひだか】三石蓬栄の建設会社、幌村建設(幌村司社長)が19日、国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」に賛同し、実践の取り組み宣言式を同社で行った。
このSDGs宣言に取り組む企業を北洋銀行が支援する事業を活用し、浦河支店の営業区域では第1号となる。
幌村建設は、土木、建築、大工、とび・土工、管工事、舗装、鋼構造物、水道施設などの土木建設請負業で、関連会社の農業法人で高品質のアスパラ生産販売も行っている。
1957年(昭和32年)に幌村組として創立し、65年に株式会社に組織変更。札幌支店、新冠営業所、苫小牧出張所を開設し、従業員は本社と支社などを合わせて70人。
北洋銀行は、5月10日から企業のSDGs宣言のサポートを行っていて、企業のSDGsにおける取り組み内容を精査、共有し宣言書を発行している。
幌村建設のSDGs宣言は①地域を支える、未来への人材確保②はたらく人にやさしい経営の実現③環境を守る行動の実践④社会貢献活動―の4つの柱で、地元高校からのインターンシップ、会社見学の受け入れ、「女性の活躍応援自主宣言」の実施、ISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得、全役職員による定期的な町内清掃活動―などの具体的な取り組みを進める。
この日は、北洋銀行の郷路雅樹浦河支店長ら2人が幌村建設を訪れ、幌村社長に宣言書を授与した。
幌村社長は「当社がこれまで当たり前にやってきたことをSDGs宣言することで可視化できて、世界的な取り組みの位置付けにあると社員に意識してもらいたい。これからも持続可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みを行っていきたい」と話した。
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