飛行機誘導、空港業務を体験 エアポートフェスタ【函館】
「函館空港開港60周年記念エアポートフェスタ’21」(実行委主催)が9日、同空港内で開かれた。子どもたちが着陸した飛行機を駐機場へ誘導するなど、空港や飛行機に関する仕事を体験し、身近に感じていた。
毎年9月20日の「空の日」にちなみ開催。今年は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ同11日の予定を延期していた。駐車場での物販やステージの催しはせず、普段は入ることができない滑走路を早朝に歩いたり、日本航空(JAL)による国際線の出入国体験などを用意した。
全日空(ANA)のマーシャラー体験、管制航空教室では小学1~5年の児童と保護者の20組40人が参加。はじめに国土交通省東京航空局函館空港事務所の航空管制官が、レーダーの仕組みを解説するなど空の安全を守る仕事を紹介。続いて小学生が飛行機の誘導体験に臨んだ。
事前に動画を見るなどして練習し、駐機場に整列。パドルと呼ばれる道具を持ち東京から函館に到着した飛行機が誘導路から停止するまで腕を動かして機長に位置を知らせた。参加した函館赤川小5年の佐藤奏太(かなた)君は「飛行機が好きで参加した。マーシャラーは思ったより難しくなくて楽しかった。また空港や飛行機に関するイベントに来たい」と話していた。
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