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十勝毎日新聞

酪農の楽しさ ほっこり漫画に 専門誌に連載【新得】

Dairy Japan誌と、連載中の「ぼくはうしくん」の4コマ漫画を手にする武藤さん

 新得町内の北広牧場(若杉政敏社長)の従業員武藤美鈴さん(29)が描く4コマ漫画「ぼくはうしくん」が、酪農専門情報誌「Dairy Japan」(デーリィ・ジャパン社発行)に連載されている。酪農現場の情報を発信する月刊誌で、乳牛を擬人化して描く武藤さんの漫画は「牛を扱う大切さや楽しさが伝わる」と全国の酪農家から好評だ。武藤さんは「人間に近い乳牛のしぐさや、季節ごとのネタを考えながら描くのが楽しい」と笑顔を見せる。

 福島県出身の武藤さんは2014年に帯広畜産大学を卒業。17年4月から北広牧場で働き、搾乳や哺育など乳牛の世話を担当している。「人工授精など繁殖の仕事は面白い」と充実した毎日を過ごす。

 「仲間に楽しんでもらえれば」と仕事の合間に描いた漫画が、周囲の目を引きつけた。昨年4月、同牧場の特集記事を取材するため訪れたデーリィ・ジャパン社北海道支局長の伊藤浩さん(63)に、同牧場取締役の若杉真吾さん(38)が漫画を見せたことが連載のきっかけ。伊藤さんは「自由な連想は個性的。キャラクターの面白さと楽しい酪農の魅力を感じる」と同誌への掲載を即決したという。

 昨年6月号から同誌に連載中で、今年10月号で第17回。記念すべき第1回は「こんにちは うしくん」「牛乳とうしくん」「アイスとうしくん」の3本で、ひょうきんなキャラクター「うしくん」が自己紹介するシーンで始まり、1ページ(A4判)の半分を飾った。

 武藤さんの漫画を通して農業や酪農について楽しく理解してもらおうと、JA新得町酪農振興会ヤングファーマー(伊藤尭洋代表、会員70人)は、町内の小・中・高校生約420人に「ぼくはうしくん」の漫画を配布した。

Dairy Japanの2020年6月号に掲載された「ぼくはうしくん」

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