10周年「共生の場」実現 地域の交流拠点「プラザ六中」【帯広】
帯広市内の複合福祉施設「市民活動プラザ六中」(東11南9)で6日、10周年の記念式典が開かれた。旧帯広第六中学校の校舎を再利用した施設は、2012年4月の開設から昨年度までに延べ約51万人が利用。地域住民と障害を持つ人がともに活動する拠点の節目を、関係者約60人が祝福した。
同施設は十勝障がい者支援センター(門屋充郎理事長)、とかち共同作業所(澤田誠悦理事長)、ふれあいデジタル工房(山根隆代表理事)の3法人による「市民活動プラザ六中管理運営コンソーシアム」が管理運営を行っている。
障害者団体を主に14団体が入居。付近の住民などが「六中サポーター」としてボランティア登録し、幅広い世代の人たちが交流している。
式典は新型コロナウイルス対策のため、屋外で実施。式典実行委員長の鈴木康悦さんがあいさつし、コンソーシアム代表幹事の門屋理事長が「プラザ六中は多様な人たちが自由に過ごし、この10年でまさに共生社会と呼べる場となった。さらに市民に開かれ、利用されることを願っている」と語った。
開設当初からボランティアを継続している16個人、カフェの運営やクラブ活動などを行う8団体に感謝状を贈呈。式典に出席した個人や団体の代表者らに門屋理事長が手渡した。帯広市市民福祉部の下野一人部長が祝辞を述べた。
今後、式典の写真も盛り込んだ10周年記念誌を作成し、関係者に配布する予定。
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