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函館新聞

市電応援2団体がパネル展 24日には「箱館ハイカラ號」乗車会も【函館】

函館の路面電車の歴史を紹介するパネル展

 函館市電の応援団体、函館チンチン電車を走らせよう会(高田京子会長)とNPO法人函館市電の熟練工の技を伝える会(村上英彦理事長)は、路面電車パネル展を市地域交流まちづくりセンターで開いている。両団体は24日には「箱館ハイカラ號」の乗車会を企画。電車の魅力を伝えている。

 1872(明治5)年10月14日に日本初の鉄道が開通したことを記念した「鉄道の日」にちなんで企画した。

 パネル展では、函館での馬車鉄道から路面電車に至る歴史や1934(昭和9)年の函館大火の受難、ハイカラ號の装備、特徴などを写真と解説文で紹介。大火後に誕生した道産電車300型では、梁川交通公園に静態保存されていた当時の写真もある。

 また、24日の乗車会はコロナ禍で運休が続くハイカラ號を利用し、市民にも旅行気分を味わってもらおうと、両団体が市交通部の協力で企画した。午前9時、同10時からの2回運行し、駒場車庫前を起点に五稜郭公園前~湯の川間を走る。雨天時は「アミューズメントトラム 501号」に変更となる。

 定員は各回10人。子どもの参加もできるが保護者の同伴はできず、1人でも乗車できることが条件。パネル展会場の用紙か、専用の応募フォームに必要事項を記入して申し込む。14日午後6時締め切り。応募多数の場合は抽選で、当選者にのみ連絡する。

 高田会長は「路面電車の応援団体として少しでも市電の盛り上がりにつながれば。来年こそはいろいろと活動したいと思っている。乗車会には多くの子どもたちの応募もあればうれしい」と話している。

 パネル展は14日まで、午前9時~午後9時(最終日午後6時まで)。問い合わせは事務局(090・5988・6909)へ。

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