”おもてなし”学ぶ ガイド人材育成講座中級コース開講
白老町は、観光客に町内の観光スポットを案内するガイドの人材育成講座中級コースを開講した。2020年度の初級コースを受講した町民ら11人が受講生となり、12月上旬にかけた計6回の実践的フィールドワークなどを通じ、ガイドに必要な知識や技術を身に付ける。
講座は、アイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を生かした観光のまちづくり戦略の一環として町が企画。地方創生交付金を活用し19、20年度に初級を開いた。
中級編の今回は、20年度の講座でガイドの基礎を学んだ人を対象に開設した。40代から70代の町民らが受講を申し込み、2日に開講。登別ゲートウェイセンターでチーフガイドを務める紺野由美子さんを講師に、白老コミュニティセンターで座学を行った。
講義で紺野さんは「おもてなしの気持ちで観光客を迎え、白老のファンになってもらえるよう、相手が満足するサービスを提供することが大切」などと、ガイドの心構えを説明。案内先でアクシデントが発生した場合の対処方法や危険回避の知識を習得する必要性も強調した。
講座は今月9日、17日、24日にフィールドワークを行い、町内の観光スポットで実習。案内や説明の技術を高め、12月上旬には旅行会社に対しガイドサービスを売り込む商談会を予定している。
町内では、20年度の講座で学んだ町民らが今年4月、「白老おもてなしガイドセンター」を設立。今月から活動に乗り出すなど、町民ガイドの動きが活発化しつつある。
町は、今月20日から全7回の初級コースも開講する。定員は10人程度で、受講無料。申し込みは町産業経済課観光振興グループ 電話0144(82)8214。締め切りは12日。
関連記事
ウポポイに礼拝室設置 アイヌ民族文化財団 白老
アイヌ民族文化財団は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験学習館別館2に男女別の礼拝室を設置した。イスラム教を信仰するムスリムの利用を想定しており、天井には聖地メッカの方角を表示した。 東南...
100年前に思いはせる 賢治ウオークに20人 苫小牧
詩人、童話作家宮沢賢治の来苫から21日で丸100年を迎えるのを前に18日、賢治が苫小牧で歩いた道をたどる「百年目の賢治ウオーク」が行われた。市民ら20人が参加。初夏の日差しが降り注ぐ中、当時の情景...
難失聴でもガイド楽しみたい 動物園でアプリや筆談体験会【帯広】
聞こえない人や聞こえにくい人でも、施設ガイドの説明を楽しみたい-。帯広市中途難失聴者協会(佐々木亜規子会長)は、音声をリアルタイムで文字化するアプリ「UDトーク」や筆談でガイドを楽しむ体験会を1...
絵画と彫刻 コラボ展 マクラショーケース【幕別】
幕別町のイベントスペース「マクラショーケース」(町本町62)で17日から、音更町在住の画家佐々木めばえさん(28)と、マクラショーケースで「ギャラリーカフェ Carita」を運営し、自身も彫刻...
街チカに新キャンプ場 通年営業、コテージ棟も【音更】
音更町内の道道帯広新得線沿いにあったモーテル跡地を改修したキャンプ場「CAMP VILLAGE ピュットの森」(然別北5線西34)が4月26日にオープンした。舗装・土木工事などを手掛ける「トーシ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
5年ぶり「やるよ」わしべつ川沿い桜まつり 5月18・19日、出店者募る【室蘭】
25年ぶり「楽しんで」、わしべつ川沿い桜まつり 18、19日開催準備万端【室蘭】
3室蘭でもオーロラ 一本桜周辺、関さん撮影【室蘭】
4日本に一台驚愕の恐怖体験 新ひだかの渡邉さん ホラーバスの運行営業開始【新ひだか】
5ヒグマの検知を自動化へ
-
1
5年ぶり「やるよ」わしべつ川沿い桜まつり 5月18・19日、出店者募る【室蘭】
2室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
3函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
4イトーヨーカドー、最後のGW 家族向けイベント盛りだくさん【帯広】
5ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】