ワイン用ブドウ初発送 700キロ、来夏にも試作品【伊達】
ワイン産地を目指す伊達市は4日、東関内の試験農地で醸造用ブドウの収穫作業を行い、醸造の委託先である岩見沢のワイナリーへ約700キロを発送した。順調に進めば来年7月に試作品のスパークリングワイン500本が完成する予定だ。
サントリーワインインターナショナル(東京)の協力を得て2019年から、試験栽培を開始。今季初めて醸造するために収穫した。
この日は、農務課職員13人が剪定(せんてい)ばさみを手に作業。一房ごとに状態を確認、変色している果実を取り除きながら、輸送用の箱へ入れていた。
先週に実施した調査では、収穫の基準となる糖度が19~20度に達していることが分かった。この日は一気に2千本の木から収穫。果実を詰め込んだトラックが午後、岩見沢へ出発した。
農務課の片平聖太郎課長は「今後2、3年で収量やワインの味を確認しながら、産地化を推し進めたい」と話した。
市は来年以降の盛り上げ策についても検討していく方針だ。現時点ではワインに愛着を持ってもらえるよう、市民参加の収穫体験などの案が浮上している。
また、行政に続いて民間農園でも醸造用ブドウ栽培が始まっており、数年で原料供給が安定する見通し。地元ワイナリーの開設が現実味を帯びており、産地、ブランド化への試行錯誤が当面続く。
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