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日高報知新聞

園児がブドウ狩り体験【浦河】

 新ひだか町で調理師をしている前田明彦さんが所有する浦河町向別の「ラスカル農園」で4日、町内旭町の認定こども園浦河フレンドようちえんの園児らがブドウ狩りを体験した。

 ラスカル農園は前田さん(56)の父・博満さんが向別地区で20数年前に開拓した土地。博満さんは3年前に他界し明彦さんが引き継いだ。

 農園では最初、ホウレンソウなどの野菜やニワトリを飼育していたが、5年ほど前から現在のブドウ農園となり、傍らではハスカップも自然栽培している。

 博満さんが亡くなった今、実ったブドウの種類は巨峰以外は品種がわからなく、始めたきっかけも「ワインを作る目的だったのかも」と定かではない。

 新ひだか町に住む前田さんが休日を使い手入れしているブドウは、ビニールハウス3棟とその奥に約700平方㍍のブドウ棚があり、約80房ほど採れるという。

 夏~秋にかけてが食べごろで市場に出荷などはせず、自身や友人らで消費し、食べきれない分は干しぶどうにして、2月に枝の選定を行って次シーズンに備える。

 偶然近くを通りかった神原富三夫浦河町議が前田さんと知り合ったことがきっかけで「ラスカル農園」を知り、何かお手伝いをしたい、さらにここで何かできることはないかと「ラスカル農園友の会」を発足し、現在は会長の櫻井廣志さんら10人の会員で構成。本業として試験的に「ブドウ狩り」の話しが持ち上がった。

 この日は午前10時過ぎに浦河フレンドようちえんの2、3歳児~年長組園児54人がラスカル農園を訪問し、早速ブドウハウスで、自由にブドウ狩りを楽しんだり、採って食べ、園児たちは「おいしい」「甘い」と歓声をあげていた。

ブドウ狩りに夢中になる園児たち

 前田さんは「子どもたちの笑顔が見れて良かった。この機会に今後子どもたちに還元していきたい」、さらに「農園にはまだ開拓できていない場所があるため、新しいものにチャレンジしたいし、SDGsに貢献できる活動などができたら」と話していた。

 「ラスカル農園」の「ラスカル」は、有害獣を駆除する罠にアライグマが引っ掛かったことから前田さんが名付けた。

 ラスカル農園友の会では入会者を募っている。正会員は年会費1000円、賛助会員は年会費1口3000円。活動は①同農園の環境整備②農園内ブドウなどの付加価値を高める研究③児童・生徒を対象に農園内ブドウ狩りなどの実施④会員相互の交流⑤その他、目的達成に必要な活動を行う。

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