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日高報知新聞

昼食に秋サケ「銀聖」【様似】

【様似】「学校給食」の代わりに、民間事業者が日替わりで昼食メニューを提供する「様似型スクールランチ」が9月に導入された様似町内小中学校で1日、ブランド秋サケの「銀聖」270食分が献立の一部に提供された。10月1日は「銀聖の日」。

銀聖昼食を食べる様似小1年生

 日高沿岸で水揚げされた秋サケの中から選び抜かれた銀聖は、高級ブランドとして道内外で浸透。2007年(平成19年)から毎年、日高定置漁業者組合が無償で日高管内の学校給食に提供している。子どもたちへ「日高産秋サケ」の味覚と間接的に漁業に触れてもらう目的。

 昨年までは小中学校で学校給食がなかったため、幼児センターが提供を受けていたが、小中学生にもスクールランチ導入で実現。この日の献立はサケのジャンジャン揚げ(80㌘)と白飯、ひじきのマリネ、和梨ゼリー、牛乳。

 帯広市の工場で生切り身の銀聖は、オホーツク管内置戸町で学校給食アドバイザーでコープさっぽろの栄養士の監修をしている佐々木十美(とみ)さんが考案した「鮭のジャンジャン揚げ」に調理され、様似小、中学校へ約170食配送された。

 このうち様似小(松田陽一校長、144人)では、考案者の佐々木さんとコープフーズの配食工場の竹ノ内美香開発マネージャーが来校し、児童たちが昼食をとる様子を見守った。各学級で午後12時10分すぎに「いただきます」のあいさつ後、骨に気を配りながら銀聖を口に運び、今が旬の味覚を味わった。

 きれいに食べた1年生の桂川愛姫(あき)さん(7)は「いつも食べてるサケより大きくておいしかった。骨もちゃんと取れた。また食べたい」と話していた。

 町教委によると「食育の一環でもある地場産の食材を使用することで、地元にもおいしい食材があることを子どもたちに知ってもらい、さらに海産物だけではなく山の物など、産業についていろいろ知ってもらえたら」と話していた。

 なお、同日から修学旅行を行っている6年生には、別の日に6年生分だけ銀聖を使ったメニューが提供される。

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