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函館新聞

函館出身3選手凱旋 金井選手2日千代台ラストラン【函館】

市役所を表敬訪問し記念撮影する(左から)城山選手、辻選手、工藤市長、金井選手

 東京五輪に出場した函館出身で男子110メートル障害の金井大旺選手(26)=ミズノ=、男子走り幅跳びの城山正太郎選手(26)=ゼンリン=、東京パラリンピック女子200・400メートル代表の辻沙絵選手(26)=日体大教=が1日、函館市役所と母校の函館本通中学校を表敬訪問した。今季限りでの引退を表明している金井選手は2日、千代台公園陸上競技場で行われる「第29回北海道陸上競技フェスティバル」の男子110メートル障害に出場し、古里でラストランを飾る。同大会には城山選手も出場する。

 〇…函館市役所では、工藤寿樹市長が大舞台を戦い抜いた3選手を出迎え、健闘をたたえた。工藤市長は「新型コロナウイルス禍で明るい希望となる素晴らしい活躍を見せてくれた。期間中はテレビにかじりついて応援していた。本当にお疲れさま」とねぎらった。

 地元からの声援が大きな力になったと声をそろえた3選手。感謝の言葉を述べつつ、辻選手は「やるべきことはまだある。今後に向け準備していきたい」、城山選手も「納得できるものではなかった。また世界で戦えるよう頑張りたい」と決意表明し、2選手は3年後にパリで開かれるオリンピック・パラリンピックへの出場に意欲を示した。

 今季で引退することを表明している金井選手は、競技を始めた思い入れのある千代台陸上競技場でのラストランを2日に控え「最後は原点でという気持ちが強かった。未来を担う選手も多い大会なので、貴重な経験ができる場になれば」と期待を込めた。

 ○…本通中(仲井靖典校長、生徒549人)では、3年生200人が万雷の拍手で歓迎。3選手は生徒会役員の質問を受け、五輪の雰囲気や中学時代の思い出を振り返った後、生徒へメッセージを送った。

 城山選手は「無観客だったが、応援が力になった。これからも応援してもらえるよう頑張りたい。コロナの中、大変だが、目標に向かって頑張って」、金井選手は「小中学校の時は才能がなかったが、微々たるものでも継続し、上の選手に追い付いて戦えるようになった。小さなことでいいので1日1日目標を見つけて」、辻選手は「応援のおかげで最後まで走り切れた。何か一つでも挑戦してほしい。挑戦することでその後の行動が変わっていく」と話した。

 生徒会長の熊谷遥斗さん(3年)が「世界の舞台で全力を出し切る姿は、僕たち後輩をはじめ、多くの人が励まされた。先輩の活躍は金メダル以上の輝きで、本通中の誇り」とあいさつ。校章をモチーフにし、紙粘土で手作りした金メダルを3人に贈呈した。

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