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室蘭民報

大滝産「アロニア」、きょうから販売 「サンドママ」地産地消第2弾【室蘭】

手摘みされたアロニアとジャムを使って作ったサンドイッチ

 サンドイッチ専門店・サンドママはきょう1日から、本店(室蘭市高砂町)とハック店(同市白鳥台)で、伊達市大滝区で生産されているアロニアを使用したサンドイッチを販売する。地産地消シリーズとしては、伊達いちごの「すずあかね」を使ったイチゴサンドに続く第2弾になり、幅広い世代が楽しめる味を目指した。

 使用するアロニアは藤田農園(大滝区円山町)で育てられ、手摘みで収穫している。地域で採れる農産物を探していたサンドママ。伊達信用金庫のアグリサポートから紹介を受けて採用を決めた。

 新たに販売するサンドイッチは、アロニアの実を適度に残した自家製のアロニアジャムに、マスカルポーネクリームを合わせてパンで挟んだ一品。アロニアはアントシアニンが豊富で健康によい。1個230円(税込み)。

 同農園では、アロニアの木の枝を目の高さで実が採れるように剪(せん)定(てい)し、今年8月には未熟な実を採る摘果を行った。実の糖度は15~20度ほどあるという。

 同農園の藤田努さん(71)は「子どもたちが食べてもらうことでイメージチェンジにつながる。アロニアがおいしいというイメージを植え付けてもらえればうれしい」とサンドイッチに使われることで、一般的にえぐみや渋みが強いというアロニアの印象が変わることに期待を寄せた。

 ハック店の田中恵店長は「幅広い世代に好まれるように作ったので、大滝のアロニアを使ったサンドイッチをぜひ食べてください」とPRする。

 同金庫アグリサポート担当の越後雄太さんは「地域内の地産地消のフィールドにいるのでそこを今後も支援したい」などと語った。

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