釧路港水揚げ量2年連続全国一 銚子を上回る【釧路市】
釧路市は27日、2024年(1~12月)の釧路港の水揚げ量が速報値で17万3304㌧(前年比8・5%減)となり、2年連続全国1位になったと発表した。巻き網漁業によるマイワシは大豊漁の前年に比べ減少したが、6年連続10万㌧を超えた。銚子市(千葉県)によると、おととしまで1位だった銚子港はサバとイワシが不漁で、前年と比べ3割少ない14万1065㌧(25日時点)となり、今年も2位が確定的となった。
水揚げ金額は117億5546万円(前年比17・9%減)となったが、3年連続100億円を超えた。
北海道まき網漁業協会によると、巻き網による釧路港のマイワシ水揚げ量は14万8054㌧(同7・4%減)で、ほとんどがミール(魚粉)向け。ミールの主産国であるペルーで、資源保護のため漁獲制限していたカタクチイワシ漁が今年解禁したため単価が下落し、金額は73億3028万円(前年比21・4%減)となった。
スケソウダラは、11月末時点で前年比7%増の1万3738㌧で推移しているが、すり身の単価が下落し金額は減少した。
サンマは、前年より棒受け網漁業による水揚げがあり、単価も上がったが、大不振の状況は変わらない。イカは沖合底引き網漁業の取り扱いが減少した。
鶴間秀典市長は「巻き網漁業と地元の沖合底引き網漁業、沿岸漁業の水揚げと市場関係者をはじめとした水産関係者のご尽力で、2年連続水揚げ量全国1位となった。来年は今年以上の水揚げを確保するため、地域一丸となって取り組んでいきたい」とコメントした。
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