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室蘭民報

介護人材育成に力 北海道福祉教育専門学校、ミャンマー留学生25人初受け入れ【室蘭】

日本語学び2年間就学 資格取得サポート

室蘭の北海道福祉教育専門学校で日本語教育課程の授業を受けるミャンマーからの留学生

 介護業界が深刻な人手不足といわれる中、室蘭の学校法人北斗文化学園(澤田豊理事長)が運営する北海道福祉教育専門学校(澤田乃基学校長)では10月から、ミャンマーからの留学生25人を初めて受け入れ、即戦力となる介護人材の育成に力を入れている。

 取り組みは、室蘭や伊達など胆振の介護関係の事業所で就労する際に必要な資格取得をサポートし、人材確保を後押する狙い。

 ミャンマーからの留学生25人は、同専門学校の日本語教育課程で日本語を半年間勉強した後、来年4月から同専門学校の自立支援介護学科に入り、介護について2年間学んで事業所で働くことになる。

 現在、日本語を学ぶワーワー・ポウさん(21)は、来日前から日本語を勉強し、すでに堪能。「日本で介護の経験を積んだ後、将来的には母国に戻り介護の仕事に役立てたい」とこれからの目標を話した。

 同専門学校の日本語教育課程(6カ月と1年の2コース)は2020年に設置、これまでフランスやモンゴル、ベトナムなどの留学生53人(本年度卒業予定54人除く)が学び、同学園の調理と福祉(介護)の専門学校に進んでいる。

 吉谷敬教務部長はミャンマーからの受け入れについて「仏教の教えが浸透しており、価値観や倫理観などで日本と近い。またしっかりと物事に当たる姿、気持ちも前向きで明るいところがいい」と期待している。

 同学園では今後、ミャンマーの現地での人材育成事業を検討している。同国で日本語教育などを行った後、特定技能の介護在留資格を持つ現地人に、1カ月の実技と講義の研修を実施して来日してもらい、約1カ月の研修を経て介護の現場に就くスケジュールだという。

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