クリスマスツリーにドングリのオーナメントを飾りつけする子どもたち

【日高】「Ｍｅｒｒｙ Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ みんなで楽しい冬をすごせますように」と、門別図書館郷土資料館の玄関ホールに日高北部森林管理署（野木宏祐署長）職員らが手づくりした高さ２㍍のトドマツの「ツリー」が11月28日お目見えし、来館者の目を楽しませている。

　同管理署が昨年から行っているイベントで、今年は道の駅「樹海ロード」、日高小、日高中、振内小、バチラー保育園、門別図書館郷土資料館の６カ所に届けられた。同図書館には初めて飾られた。

　同図書館では12月に入ってから、来館者に一人一個ずつ同管理署から贈られたドングリのオーナメントを飾ってもらった。トドマツは、同管理署が林道を管理する上で不必要なものを伐採し活用した。オーナメントはアクリル絵の具でカラフルに色付けを行い、顔を描いたり、模様をつけたりビーズのようなものを付けている。トトロ、シマエナガ、ムック、ピカチュウ、キティちゃんなど愛らしいものばかり。クリスマスが終わったら希望者にプレゼントする。

　只石美由紀司書は「せっかくの手づくりオーナメントを生かすため、あえて他の飾りつけをしなかった。来館者に飾ってもらい、会話を楽しんでもらっている。同管理署職員さんらの温かさで癒しを感じます」と話した。

　富小４年生の矢野葵さんと２年生の秋田心夏さんは「ふつうのクリスマスツリーとは違っていて、オーナメントがドングリなのでびっくりした。カラフルな色でとてもかわいい」と飾りつけをしながら他のオーナメントにも目をやりながら話した。