ウポポイ、温泉軸に

観光マーケティングについて理解を深めた研修会

　登別市・白老町議会議員研修会（町議員会主管）が２０日、白老町本町の町コミュニティーセンターで開かれ、両市町の議員２９人が観光マーケティングについて理解を深めた。

　研修は２０２２年度以来の開催。講師を務めた星野リゾート北海道事業グループディレクター（北海道統括総支配人）の相内学氏（５１）がバブル崩壊で経営破綻し、２００５年から同社が運営している星野リゾートトマム（占冠村）を再生したプロセスなどを紹介した。

　ウポポイ（民族共生象徴空間）と登別温泉を軸とした観光マーケティングについて、相内氏はターゲットを絞る必要性を示し「まずは大きな国内市場である日本人を呼び込むことが重要」とターゲットに見てもらいたいコンテンツを考え、アクセスする手段などを用意する大切さを強調した。

　「新千歳空港から登別より胆振の東側が『必ず行かなければいけない場所』と思ってもらえるようになればいい」とした。