大勢の買い物客が詰め掛けた静内農高のウィンターフェア

【新ひだか】静内農業高（赤穂悦生校長、生徒１５９人）で20日、生徒が生産・製造した野菜、農産・畜産加工品、花きを販売する今年最後の「ウィンターフェア」が３年生を中心に開かれ、同校体育館に大勢の買い物客が訪れて各販売コーナーはにぎわった。季節ごとに同校の特色を生かした生徒の実習教育成果を保護者や地域住民に披露・還元する人気イベント。

　開会で生徒代表の城越美羽さん（生産科学科３年）は「工夫した楽しい体験、おいしい試食コーナーなどを企画しました。楽しみながら買物をしてほしい」とあいさつ。

　今回も、ニンニクなどやアイスクリーム、ゴーダチーズ、ウインナーソーセージなどの畜産加工品、トマトジュースやなんばん黒みそなどの農産加工品、クリスマスの花・ポインセチア、シクラメンなど花きのここでしか購入できない商品が並んだ。

　この日は午後０時50分の販売開始時間より１時間近く早く同校を訪れる人がいるなど、体育館の各販売コーナーには行列ができた。生徒たちは、接客やレジ打ち、商品の補充などを手分けして対応に追われていた。

　会場を訪れた女性は「シクラメンの花を買いに来ました。毎回来ており、安くて素晴らしいものばかり」と話していた。

　今回は、「地域資源活用コーナー」「草花を利用した加工品作り体験」「科目別プロジェクトポスター発表」「農業クラブコーナー」「馬のぬりえ体験」などの特別コーナーも企画した。