「除雪業務効率化支援サービス」を開始する室蘭市。除雪待ち緩和につながるか（写真は過去の様子）

　室蘭市はきょう２３日から、市道の除雪状況に関する電話問い合わせを、２４時間いつでも自動応答の音声ガイダンスで対応する「除雪業務効率化支援サービス」を開始する。２０２３年度から始まった実証実験で、今年からは要望を受け付けることができる。

　同サービスはパナソニックＩＴＳの協力を得て実施している。２３年度は専用ダイヤルに１０９８件の問い合わせがあり、うち８８件が土木課へと転送となった。土木課職員の電話対応が減り、業務効率化につながっているという。

　本年度は、走行困難やわだち、雪山といった危険箇所の通報をはじめ、砂袋の補充や融雪剤の散布要望なども自動応答から受け付け可能となる。ポータルサイトからも除雪状況の確認や除雪に関する通報、要望ができる。

　国道や道道、私道は対応不可。通報や要望は必ず対応を約束するものではない。

　市土木課は「電話やサイトでいつでも確認できるのでぜひ使って」と呼びかけている。