演奏を披露する富川高校吹奏楽部

【日高】富川高校吹奏楽部（部員15人）の第21回定期演奏会が15日、門別総合町民センターで開かれ、１２０人が来場した。

　今年度はようやく１年を通じ、感染症による制限のない活動を行うことができた。各種大会や演奏会への参加、特別養護老人ホームの演奏、ホッカイドウ競馬門別競馬場でのファンファーレなどの活動を行った。

　２部構成の演奏会は、第１部は「ファンファーレ」で開幕し「小さな楽団のためのエチュード」「Ｅｉｇｅｒ」「ケルト・ラプソディ」など４曲を演奏し会場の心をつかんだ。第２部は、お馴染みの「宮崎駿アニメファンタジー」「新宝島」「サウダージ」「天体観測」「Ｘｍａｓ Ｓｗｉｎｇｉｎコレクション」などを披露。

　今回が最後の演奏会となる３年生５人のソロ演奏にも注目が集まった。新旧部長の挨拶では高橋聖部長は３年間を振り返り「指導者、父母に支えらえながら仲間とともに活動できた。１・２年生はこれからいろいろなコンサートにも挑戦できて羨ましい」と話した。　　

　アンコールに応え「正解」と「マキバオー」の２曲を演奏。会場からは惜しみない拍手が送られ心温まる演奏会の幕を閉じた。

　新部長の２年藤村真綾さんは「先輩たちが、今まで支えてくれたことに感謝したい。心細い面はあるが新しいメンバーで頑張ってやっていきたい。継続して練習することが必要。レベルアップ目指し仲間とコミュケーションを取り、やっていきたい」と意気込みを話した。