学習の成果をまとめたポスターの前で発表する生徒

【様似】様似中（佐藤恵美校長・生徒数76人）で11日、地域参観日が開かれ、生徒たちが１年を通じて、総合的な学習で取り組んだ「様似アポイ学」の学習成果を訪れた保護者や地域住民、管内の教育関係者ら約70人に披露した。

　同校の地域参観日は、生徒たちの学習や活動する様子を地域の人たちに知ってもらおうと毎年実施しており、今年は様似小の６年生24人も参加した。

　成果発表は、体育館で各学年のグループごとにテーマを決めて取り組んできた学習の成果をまとめたポスターの前で、訪れた人たちに対面で説明する「ポスターセッション形式で行われた。様似小６年の児童たちは小３から学んできたアポイ学のまとめを発表、１年生は特産品など様似の魅力について、２年生は宿泊学習で訪れた鹿追町と様似町の違いについて、３年生はこれまで学んできた“様似アポイ学”の集大成として将来に向けた提案など、自分たちで調べ、まとめた考えを、与えられた時間内で堂々と発表した。６年生の発表には３年生がポスターの作り方や発表の仕方などをアドバイスした。

　生徒たちの発表を聞いた様似小の小川貴宏教諭（48）は「子どたちのプレゼン能力の高さに驚かされた。内容もわかりやすくまとめられ勉強になった」と感心した。

　浦河小の玉手広昭校長と浦河高校の齊藤雄大校長は講評で、「皆の一生懸命さ、さまざまな工夫、プレゼン能力の素晴らしさが感じられた。小中学性が一緒に発表する学び合い、教え合う姿に感激した」と述べた。