アイスホッケー社会人の日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」の選手が２６日、ホームリンクの新和産業アイスアリーナ室蘭（中島本町）で年内最後の氷上練習を行った。

真剣な表情でシュートを放つ選手

　道内社会人リーグ「Ｊアイス・ノース・ディビジョン」では、残り３試合を残し、リーグ史上初の５連覇を成し遂げた日鉄室蘭。練習前、チームを率いる阿部魁主将（新和産業）は「いい結果を出すことが応援してくれる人たちへの恩返し、素直にうれしいですね」と頬を緩めた。

　この日は、３対３の紅白戦をメインにシュート練習など約２時間半にわたり汗を流した。練習は穏やかな雰囲気で始まったものの、いざ試合が始まると激しく体をぶつけ合い、大会さながらの真剣勝負を繰り広げた。

　主力選手のけがも相次ぐ中、阿部主将は「無理するところではない、しっかり体を休めることも大切」。残りの試合を全勝でシーズンを終えるには、オフのコンディション調整が鍵を握る。

　チームは１月７日に練習を再開し、１１～１３日には市内でミニキャンプを行う。１７日からは同アリーナで、昨季準優勝に終わった全日本選手権Ｂ道予選が始まる。王者奪還を狙う選手たちは「大会までに体調を整え、いい状態を維持して臨む」と気を引き締める。

今年最後の氷上練習に臨む選手たち