鮮やかなイルミネーションに彩られた館内

　冬季休館中の室蘭民報みんなの水族館（中澤雅樹館長）は８日、室蘭市祝津町の同館で冬季特別開館イベント「むろみんクリスマすいぞくかん２０２４」を開いた。市民ら６２２人は、防寒着に身を包んでイルミネーションなどの演出や企画を堪能した。

　開館前から約５０人が列を作った。館内はクリスマスリースやツリー、サンタクロースが飾り付けられクリスマスムードに包まれた。アザラシの食事や本館円柱水槽エサやり体験は、多くの親子連れらで人気を集めた。

　また、松ぼっくりに綿やスパンコールなどを付けてクリスマスツリーに見立てた「松ぼっくりツリー」のワークショップも行われ、子どもたちが一足早くクリスマス気分を味わっていた。

　午後４時ごろからは、イルミネーションが点灯。遊具や星形モニュメントが彩られ、来館者はスマートフォンやカメラで幻想的な光の演出を収めていた。

　洞爺湖・とうや小学校２年の田中陽菜さんは「冬にもペンギンやアザラシに会えるのがうれしい」とにっこり。「きょうも楽しかった。また来年も来たい」と話した。登別市から訪れた八木乃愛ちゃん（６）は完成させた松ぼっくりツリーを手に「上手にできた。おうちのどこかに飾りたい」とうれしそうに話した。

　冬季特別イベントは、営業期間とは一味違う水族館の雰囲気を味わってもらおう－と、２０２１年から行われている。今季の営業は１０月１４日に終了した。

にぎわいを見せた企画「アザラシのお食事タイム」