無臭ニンニクを手にする林さん

　【北斗】野菜の有機栽培に取り組む「ソーシャル・エイジェンシー」（函館市富岡町１、榊清市社長）は、自社農場で育てた無臭ニンニクを販売して好評だ。大ぶりで加熱すると甘みが際立ち、用途が幅広い。販売は年内いっぱいだが、なくなり次第終了。

　同社は、青森産ニンニクを有機の固定種として育て、今年で１０年目。北斗市細入の農業用ハウスと露地で計２００株を栽培。昨秋に鱗片（りんぺん）を植え付け、今年７月中旬に収穫し、現在は乾燥物のほか、生～半生のものも。

　農場管理者の林清美さん（５９）は「今年は大きさ、収量とも平年並み。丸ごとホイル焼きしたり、細かく刻んで生サラダに振りかけたり、アヒージョに入れたりしてもおいしい。臭いがないので、どんな料理にも合う。お通じが良くなるなど、健康に役立つ食材だが、食べ過ぎないように注意してほしい」と話す。

　価格は大サイズ４個で７００円、中サイズ４～５個で６５０円。１個から販売する。道南産オーガニック野菜の直売所「道南有機の里」（函館市富岡町１、水曜定休）や、北斗市細入の農場（日曜定休）で扱う。