最優秀賞の川村南実さん（中央）と優秀賞の矢部佑二さん（同右）、奨励賞の藤原煌輝さん、田中杏さん、豊巻結愛さん

【新冠】第40回日高管内中学校英語暗唱大会が16日、町レ・コード館シアターで開かれ、最優秀賞に川村南実さん（浦河第一中３年）、優秀賞に矢部佑二さん（静内第三中３年）が選ばれた。２人は11月24日に札幌市教育文化会館で開催される全道大会に日高管内代表として出場する。

　大会は管内英語教育研究会（会長・佐藤恵美様似中校長）が主催。英語学習の基盤である暗唱を通して、管内中学生の英語力向上を目的に開催している。

　今大会には管内７町11校から２、３年生13人が出場。学校で使用している英語教科書の中から発表文を選択し、発音、話し方を中心に総合点を競い、練習を重ねてきた英語暗唱を披露した。

　川村さんは、パキスタンの女学生マララ・ユサフザイさんの「一人の子供、一人の先生、一冊の本、一本のペンがあれば世界を変えることができる。教育が最優先です」の演説「Ｍａｌａｌａ′ｓ　Ｖｏｉｃｅ　ｆｏｒ　ｔｈｅ　Ｆｕｔｕｒｅ」（未来のためのマララの声）、矢部さんは戦争中に殺処分された上野動物園の３頭の象たちの悲劇「Ｆａｉｔｈｆｕｌ　Ｅｌｅｐｈａｎｔｓ」（忠実な象たち）を堂々と発表し高い評価を得た。

　このほか、奨励賞には藤原煌輝さん（荻伏中３年）、田中杏さん（富川中３年）、豊巻結愛さん（浦河第一中２年）が選ばれた。 　審査委員は、浦河高校の田中真澄教諭と静内高校の鎌田悠里教諭、同校ＡＬＴのジャズミン・ロイさんが務めた。