ジャパン・ケーキショーで入賞した松澤さん（左）と南さん

　日本最大の洋菓子コンテスト「２０２４ジャパン・ケーキショー東京」が１５～１７日、東京で開かれ、わかさいも本舗（本社洞爺湖町）登別工場のパティシエで、企画・商品開発部次長・生産部工場長の松澤真希さんがギフト菓子部門で銀賞、商品開発部主任の南優香さんがグラン・ガトー部門で銅賞を受賞した。

　ギフト菓子部門には１１７点が出品。過去３度の入賞経験があり、５年ぶりの出場となった松澤さんは、５月の北海道洋菓子作品コンテストでも銀賞を受賞した「あずきはすく」に、こしあんと大納言小豆を加え、同社オリジナルチョコレートとともに楽しめるように仕上げた。

　商品として販売できるようにと、量産化を見据えた作品ながら、過去最高の銀賞を受賞。それでも「トップを狙っていたので悔しい。次は３部門に出品してみたい」と抱負を語る。バレンタインデーの商品として、店頭で販売される予定となっている。

　南さんが出場したグラン・ガトー部門には２００点が出品。道洋菓子作品コンテストで金賞を受賞した作品に、ショウガを漬けたシロップをスポンジに塗るなど、さらに手間を加えて、自身が納得のいく味にした。

　ショウガの風味を生かした洋菓子としては独特の味付けだけに「入賞できたのは驚きました」と振り返っている。６月に期間限定で販売されており、クリスマスシーズンにも再登場する予定だ。

松澤さんの作品（提供写真）

南さんの作品（提供写真）