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函館新聞

木古内小で心臓外科医招き「命の授業」 医師の技術に関心【木古内】

手術に用いる医療用器具を使って縫合を体験する児童ら

 【木古内】木古内小学校(蛯子友正校長)は17日、心臓外科医2人を招いた「命の授業」を開いた。4年生13人が心臓の役割を学んだり、医療用器具を用いて縫合を体験し、医師の仕事に関心を高めた。

 町国保病院の事業管理者補佐で心臓血管外科医の奈良原裕さんと、奈良原さんが非常勤医として勤める菊名記念病院(横浜市)副院長で心臓外科部長の尾頭厚さんが講師を務めた。初めての取り組みで、保護者にも授業を公開した。

 尾頭さんは〝動く臓器〟である心臓が全身に血液を送り出す重要な役割を担っていることで命が維持できていると紹介。児童には聴診器が配られ、自分や友人の胸に当てて鼓動の音や回数を確認し、1日に換算すると大人の場合は10万回も動いていると学んだ。

 また、外科手術で実際に用いるガウンなどを着用し、人工皮膚を使った縫合を体験した。目をこらさなければ見みえないほど細い血管縫合用の糸にも実際に触れた。

 児童の「失敗することはありますか」という質問に尾頭さんは「人は誰でも失敗するもの。もし失敗したとしても大きく失敗しないために練習をしている」と答えた。繊細な道具を扱う技術を磨くためにも努力が欠かせないことを伝え、「大変な仕事だが、好きなことだから楽しく出来ている。好きなことや場所でも何でもいいので好きなものを見つけてほしい」と述べた。

 小笠原暖(のん)さん(10)は「縫うのは難しかったが楽しかった。命は大切なものと分かっていたけれど、もっと大事にしなくてはと思った」と話していた。

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