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「里帰り公演へ協力を」香川の団体がCF募る 洞爺湖の無形文化財“月浦獅子舞”【洞爺湖】

洞爺湖町で月浦に根付いた「月浦獅子」(提供写真)

 【洞爺湖】香川県の讃岐獅子舞保存会は、香川県のイベント「獅子舞の王国さぬき2024」の特別ゲストして同県にルーツを持つ洞爺湖町の無形文化財「月浦獅子舞」を招く企画を進めている。124年の時を超えた「里帰り演舞」の実現へ関係者はクラウドファンディング(CF)で支援を募っている。

 月浦地区は、1882年に香川県からの移住者が開拓した。1900年、月浦八幡神社が建立されると、香川県の伝統芸能「讃岐獅子舞」が伝承され、「月浦獅子舞」と名付け移住者の心の支えとなり根付いていった。

 「月浦獅子舞」は旧虻田町の無形文化財第一号に認定された。現在まで「月浦獅子舞保存会」(青山晴重会長)が保存、伝承に努める。毎年9月に同神社に奉納される。これまで戦争やコロナ禍の中でも、一度も途切れていないという。

 イベントは11月2、3の両日に高松駅周辺で開催。讃岐獅子舞保存会はCFで、「月浦獅子舞」の里帰り公演へ向け、洞爺湖からの関係者の交通費と宿泊費の支援を求めている。目標額は100万円。期限は11月8日まで。7日午前時点で達成率は約3割となっている。

 月浦獅子舞保存会の事務局で獅子の振り手でもある高臣陽太さんは師匠でもあり、50年以上、月浦獅子舞を振り、伝承に尽力してきた岡崎進さん(88)=月浦=を紹介しながら「岡崎さんを高松へ連れていきたい。そして、ぜひ向こうの人たちに月浦獅子舞を見てもらいたい」と、先人のこれまでの歩みに思いをはせ、北の地から協力を呼びかけている。

 詳しくはインターネットで「獅子舞王国さぬき2024」と検索するとよい。


 【獅子舞王国さぬき】香川県が誇る伝統芸能・讃岐獅子舞を次世代に伝え、地域文化を再興することを目的にした16回目を迎える祭典。県内外から多くの団体が集結し文化の伝承、地域の絆を再確認する。今回は50組の獅子舞演舞を予定している。かつて香川県には全国で最も多い約1200組の獅子舞団体が存在していたが現在は800組ほどに減少し、担い手不足等が深刻化しているという。

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