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室蘭民報

3万人利用、地域に感謝 青蘭航路開設1年、津軽海峡フェリー・柏木隆久社長に聞く【室蘭】

津軽海峡フェリー社長・柏木隆久氏

多様なニーズに適宜対応

 室蘭-青森の定期フェリー航路(青蘭航路)が開設して2日で1年を迎えた。運航する津軽海峡フェリー(函館)は、トラック運転手の残業規制強化などを背景に認知度向上への取り組みを行ってきた。今後も同社の航路を組み合わせた旅行プランの提案など貨物以外でも働きかけを続け、航路定着を目指す。柏木隆久代表取締役社長に今後の展望などを聞いた。

 -改めて、青蘭航路開設の狙いや思いを教えてください。  「働き方改革などを起因とした物流環境の変化により、多くのお客さまから中距離航路の新規開設要望をいただいていました。2024年4月から時間外労働上限規制がトラックドライバーに対しても実施されることになり、要望がさらに高まったことを受け、多様なニーズに対応した輸送サービスの選択肢を増やすべく青蘭航路を開設しました」

 -青蘭航路が就航から1年を迎えました。どう受け止めていますか。  「地域の皆さまのご理解ご協力をいただきながら、おかげさまで就航から1年を迎えることができました。就航からの1年間で約3万人のお客さまにご利用いただき、多くの皆さまに新航路での船旅を提供できましたことに喜びを感じております」

 -貨物輸送の課題はありますか。  「貨物部門では、トラック輸送業者における認知度が徐々に向上していると感じておりますが、さらに多くのお客さまに選択いただくことが、今後の航路運営に必要不可欠と考えております。トラックドライバー労働時間などの改善基準に対するトラック輸送業者の対応も見極めつつ、引き続き航路の認知度向上に努める所存です」

 -今後の展望は。  「今後の物流環境変化の動向を見据え、お客さまのニーズに対応した航路の在り方について、適時適切に対応したいと考えております。また、貨物部門ではお客さまのニーズに対応した航路の在り方を検討し、航路認知度向上の取り組みに力を入れていきます。旅客部門では各航路を組み合わせた旅行プランの提案を行うなど、津軽海峡フェリーだからこそできる船旅の提案やより利用しやすい商品開発に力を入れていきます」

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