横断幕を寄贈した（左から）松見社長と二子さんら

　太平電気（室蘭市御前水町、松見哲也代表取締役社長）は２５日、ロボットアイデア甲子園北海道大会で最優秀賞に輝き全国大会（１２月、東京）への出場権を手にした室蘭工業高校電気科３年の二子茉央さん（１８）の功績をたたえて、同校に横断幕を寄贈した。

　北海道大会は、日本ロボットシステムインテグレータ（ＳＩｅｒ）協会が８月下旬に開催。二子さんは８歳下の弟が誕生したことをきっかけに、乳児ミルク製造ロボット「ミルクメーカーのミルくん」を提案した。

　横断幕は縦１メートル、横８メートル。昨年も同校から最優秀賞を輩出したことで「祝　連覇」と大きく記したほか、二子さんの名前や全国大会の名称などを記した。横断幕は校舎屋外に掲示されるという。

　全国大会では、北海道大会で発表したアイデアの変更はできないが、プレゼン方法などを調整することは可能という。二子さんは「全国に向けてもっと分かりやすいアレンジを加えていきたい。北海道大会に出場したメンバーのプレゼンのアイデアも活用できれば」と話した。

　松見社長は「今後も継続していくので、多くの生徒に頑張ってもらいたい。室蘭の企業へのアピールにもなり、就職活動にもつながっていく」と述べた。