迫力ある演奏で来場者を楽しませたジャズコンサート

　日本を代表するジャズピアニスト、椎名豊さんと釧路の中高生が共演するスペシャルジャズコンサートが２２日、釧路市生涯学習センター大ホールで開かれ、１００人を超える学生たちがプロのミュージシャンとジャズの名曲を披露した。

　今年は釧路ジュニアジャズオーケストラに釧路北陽高校吹奏楽局、釧路工業高校吹奏楽部、釧路市立鳥取中学校吹奏楽部と弟子屈中学校吹奏楽部のメンバーが参加した。

　 今回で２４回目を迎えた同コンサートは累計２０００人以上の学生や指導者、さらには保護者などの人たちが関わり、ジャズコンサートを楽しんできた。

　この日の第１部は、椎名さんが率いるプロミュージシャンの演奏で開幕した。第２部は同オーケストラのＯＢたちが出演し、椎名カルテットと共に「Ａ列車で行こう」の演奏で会場を盛り上げ、本番の日までに練習を重ねてきた中高校生のメンバーたちが登場。パートごとのソロ演奏を交えながら迫力ある演奏を披露し、会場からの手拍子とともに心も体もスイングするようなジャズコンサートとなった。

　ステージ上でマイクを握った椎名さんは「毎回、学生たちとの演奏は感動する。この演奏と感動を全国、全世界に伝えたい」と語った。