13日から開催されている衣裳展

【平取】野田サトル原作の大人気漫画を山崎賢人主役で実写化した「ゴールデンカムイ」の撮影で実際に使われた衣装などを披露する特別展が、13日から平取町立二風谷アイヌ文化博物館で開かれている。14～16日の連休中には１千人を超すファンが訪れ、熱心に見入っていた。

　１月に公開された明治時代後期の北海道を舞台に莫大な埋蔵金を巡る激しい争奪戦を描いた映画の続編として、10月６日から「連続ドラマＷ　ゴールデンカムイ―北海道刺靑（いれずみ）囚人争奪編―」が衛生放送テレビＷＯＷＯＷで放映されるのに合わせて、町が企画した。

　主人公役の山崎賢人さんら主要キャスト６人が着用した衣装６着のほか、地図や金貨といった小道具なども並べられている。

　２カ月ほど前から町内のトマト農家でアルバイトをしていた千葉県の女性は「これから１カ月かけて北海道を旅行する。最後にこのイベントを見学しに立ち寄った。作品に対する登場人物のスタッフの熱量を感じた。ファンは凄く多いと思う。間近で衣装を見れてうれしい」と話した。

　展示会場は入場無料。10月４日までで、見学時間は午前９時～午後４時30分。最終日は正午まで。

　10月３・４日の両日には衣装展や町内にある映画のロケ地を訪ねる札幌発着、新千歳空港経由の「プレミアムツアー」も開催される。１泊２日で、ツアーにはアイヌ民族の少女役の山田杏奈さんと監督の久保茂昭さんがゲストとして加わり、一緒に未公開ロケ地を巡って見学。抽選で24人が参加でき、参加費は１人６万２千円。詳細は町のホームページで確認。問い合わせは、観光商工課（☎０１４５７・３・７７０３）へ。